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残り物には福がある

のこりものにはふくがある

 残り物には福があるとは、他の人々が取っていって最後に残ったものにはよいものがあるという意味。例えば、くじ引きで最後に引いた人が当たるとか、形見分けで残った物に価値があったとか、そんな状況がありがちだということわざである。くじ引きの場合、最初だろうが最後だろうが、当たる確率は同じだが、当てる気まんまんでくじを引いた人がみんなはずれて、最後に残った人が当たったとすれば、その人に「福がある」のは確かである。また、形見分けの場合、強欲な家族が次々と自分の取り分を取っていって、最後に残った物は期待値が非常に低く、それがそこそこの価値であったとしても、期待値に対する「福がある」感は相当なものであり、そう考えれば、「残り物には福がある」は当たらずとも遠からずのことわざであると言えよう。さらに、売れ残りの商品などは値引き販売されたり、やけくそでタダでばらまかれたりするので、福があるといえばある。(VP KAGAMI)

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