手繰る、たぐる

たぐる

 手繰る(たぐる)とは、手元に引き寄せるという意味。糸などを両手を交互に使って少しずつ手前に引き寄せる動作を言う。ものを近くに移動させるという意味の「寄せる」をつけて「たぐり寄せる」と言うと、さらに「たぐる感」が強くなる。そこから、忘れてしまったことを思い出すために、記憶を順々にたどっていくことの例えとして、「記憶をたぐる」「記憶をたぐり寄せる」などと使う。要するに、三日前の夕食を思い出すのに、昨日の夕食、一昨日の夕食と順々にたどっていくといったことである。また、江戸っ子がソバを食べることを「ソバをたぐる」と言ったりするが、これは、ソバをすすって食べる様子を言い換えたものである。江戸では、ソバはすすって食べるのが様子がいいとされていたが、それをそのまんま「ソバをすする」と言い表すのは、貧乏くさくてあまりかっこいいと思われていなかったのかもしれない。(KAGAMI & Co.)

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