肴、さかな

さかな

 肴(さかな)とは、酒を飲むときに添える料理や食べ物のこと。「つまみ」とも言うが、つまみが近くのスーパーで買ってきてそのまま提供されるような簡単な食べ物(キッスチョコとかツナキューブみたいな…)を言うのに対して、さかなは酒にあわせてちゃんと料理したものを言うことが多い。日本料理の重要な要素であり、懐石料理などは酒の肴の集大成ともいえる。現在、世界に進出している日本食だが、第一陣を切ったのはラーメン、寿司、うどん、うな重、カレーライスなど主食となる料理であり、その後を狙っているのが、ご飯や酒にあわせる料理である。天ぷら、すき焼きなど高級料理は以前から親しまれているが、ここへ来て焼き餃子、とんかつ、焼き鳥、からあげ、お好み焼きなどコスパに優れた(チープうまい)食べ物に注目が集まっている。ご飯に合わせる料理は、西欧諸国に対しては限界があるかと思われるが(フランス人は餃子にパンをあわせるらしい。マジか?)、酒のさかなは期待大。焼き鳥や網焼きの焼肉などが先行しているが、今後、からあげ、たこ焼き、串揚げ、おでんなども注目である。

 肴(さかな)の語源は「酒菜(さかな)」。「菜」は現在では葉物の野菜を言うが、中国では現在でも料理一般を意味するように、「酒菜」は酒(にあわせる)料理という意味であろう。「さかな」も現代では魚類の魚のことと受け取られる場合が多いので、酒のつまみにサイコロステーキが食べたいときは「さけのさかなに肉が食べたい」と念を押した方がよい。

 なお、動物の魚(さかな)は、食べ物の肴(さかな)から来ている。養豚場のブタを見ていると食欲がわくというライオンみたいなバカなヤツがいるが、魚(さかな)も食欲優先のネコみたいなヤツが名付けた言葉だったようである。(KAGAMI & Co.)

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