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でっち上げる、捏ち上げる

でっちあげる

 でっち上げるとは、事実でないことを事実のようにつくり上げる、捏造(ねつぞう)するという意味。無実の人を罪におとしいれたいなら(顔つきが気に入らないというような理由で)、捜査側はその手法を熟知しておくべきである。もちろん「でっちあげ」がばれたとき、「新人の捜査ミスでした」で済ませられるように、捨て駒もしっかり用意しておかなければならない。というわけで、要するに「でっち上げる」は、エイプリルフールで作られるような罪のないウソではなく、人々をだまそうとしてそれらしく作るウソについて用いられ、成功した場合は、多くの罪のない人が大迷惑をこうむることになる。

「でっち上げる」は「捏ち上げる」と書くこともあるように、「捏造」の「捏」の読みをそのまま使った言葉。「捏造」はいまでは慣用的に「ねつぞう」と読むが、本来は中国唐時代の発音である「デツ」を使い「でつぞう」と読まれていたようである。このため「捏ち上げる」も「ねっちあげる」ではなく「でっちあげる」と読まれる。確かに「ねっちあげる」より「でっちあげる」ほうが「でっちあげ感」が強く好ましい(そういう問題ではないが)。

 漢字の「捏」は小麦粉や粘土などを「捏(こ)ねる」という意味。粘土をこねあげてそれらしき形を造るように、事実でないことを事実のように造り上げるのが「捏造」である。そのさい使用する粘土は「ウソ」印の粘土であり、それにより造られた造形物を「ウソで固めた事実」という。(KAGAMI & Co.)

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