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この辞典の使い方(ホーム)「こ」で始まる言葉>声高の意味

カテゴリー:言動、態度、表情、状態

カテゴリー:慣用語

​声高

こわだか

 声高(こわだか)とは、声が大きいさま、口調が激しいさま。「彼は当局を声高に非難した」のように用いる。この例で、「彼」は大きな声で当局を非難したと解釈できるが、それほど大きな声でなくても、激しい口調で非難したときもこの言い方が当てはまる(激しい口調のときはそこそこ声が大きくなるとは思うが)。逆に、声が大きくても、台本通りのセリフを発しているような場合は、あまり「声高」という語は使わない。もっとも、子どもたちに本を読み聞かせしているようなとき、みんな騒いで誰も聞いていないのでムカついてわざと声を大きくしたような場合は、「声高」と表現することができる。つまり、「声高」は、なんらかの意図があって大きな声で発言するさま、と定義することができそうだ。

 ただし、「声高」という字面をそのまま解釈すると、「高い音域の声」であり、必ずしも大きな声ではない。しかし、「うるさい!」を「声が高い!」と言い換えることもできるように、人は大きな声を出そうとすると自然に声が高くなるもので、聞く方も高くて大きい声は耳障りな印象を受ける。声の高い女性は普通に会話している分にはどうということはないが、ちょっと声を荒げるだけで「声高」で「うるさく」なってしまうポテンシャルを秘めているのだと考えられる。(VP KAGAMI)

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