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ややもすると、ややもすれば

ややもすると、ややもすれば

 ややもすると(ややもすれば)とは、どうかすると、という意味だが、「ややもすると、私の部屋はゴミ屋敷になってしまう」「ややもすれば、自堕落な生活に陥りがちだ」などと使うように、物事がその傾向になりがちである、つまり、なにも対策を施さないとある方向に(たいてい悪い方向に)流されてしまうという意味合いをこめた言葉なので、「どうかすると」というより、「どうにかしないと」と定義したほうが正しいかもしれない。

 「やや」は現在では「少し」という意味だが、もとは「いよいよ」が変化して「いやいや」「やや」となったと考えられているように、「一層」「だんだん」という変化する過程を言い表した言葉。「雨がやや降る(雨が一層激しくなる)」のように急激に変化するのではなく、「日かずやや降る(日数がだんだん過ぎる)」のような徐々の変化だと、一回の変化は少しなので、「少し」という使い方が発生したのだろう。したがって、「ややもすると(ややもすれば)」は、「そのまま時が経つと一層」とか「放っておくと徐々に」という意味合いだととらえるのが正解であろう。

 (KAGAMI & Co.)

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