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神業、神わざ

​かみわざ

 神業(かみわざ)とは、神様にしかできないように思える高度な技巧、技術のことで、精巧な工芸品や、サッカー選手の驚くような足技をほめるときなどに使う。つまり「人間業(にんげんわざ)とは思えないような業」のことであり、「思えない」といっても所詮人間の業であり、「神業」はずいぶん神様をみくびった言い方である。

 考えてみれば一神教の業界では、この世界は神が創ったとされているので、「神業」つまり「人間業とは思えないような業」も含めてすべて神の行った業「神の業」であることには違いない。その「神の業」のうちで、天からパンを降らすとか、海を真っ二つに割るといった「神にしかできない神業」を言い表すには「神の御業(みわざ)」のように尊敬語を使わなければならない。人間もまた、大昔の人間から見れば「神の御業」としか思えないような進歩を遂げてきたといえるので、「神業」を定義しなおすなら、「神様でもちょっと感心するかもしれない業」とでもするのがいいかもしれない。

​(VP KAGAMI)

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