閏年

うるうどし

 閏年(うるうどし)とは、1年の日数が平年より多い年のこと。現代使われている太陽暦では、1年は通常365日だが、地球が太陽の周りをひとまわりする周期はこれより1/4日ほど長いので、放っておくと徐々に暦と季節がずれてしまう。そこで、ふだんもらいが少ない2月(28日しかないので)に4年に一度ボーナス日を与えて帳尻を合わせる。その年が閏年である。1年が1日増えたからといって、寿命が少し長くなるわけでもないのに、なんとなく得した気分になる年である。

 過去に日本で使われていた旧暦(太陰太陽暦)は、1年が354日くらいだったので、閏年の入れ方も大胆で、ほぼ3年に1度、1か月分をまるまる加えて調整する。この加えられた月を「閏月(うるうづき、または、じゅんげつ)」という。4年に1度しかも雀の涙ほどしかボーナスが出ないけちくさい太陽暦とは違い、旧暦のほうが気前よく1か月分ボーナスが入ってお得感が強いが、朝三暮四ではないが、ふだんのもらいが少ないのだから、通してみれば結局は同じこと。世の中そんなに甘くはないのである(なんの話だか……)。

 閏年の「閏(うるう)」は、1年が少し潤(うるお)うから、と解釈できそうだが、語源はまったく無関係。もとは中国で閏月に「閏」という漢字を当てていたところから来たもの。「閏」は、見てのとおり門の中に王と書くが、中国で、閏月に王が宗廟ではなく、門の中で過ごした習慣があり、そこから発生した漢字なのだそうだ。「閏」という字は「潤」の略字としても用いられたことから、訓読みで「うるう」としたのである。漢字のなりたちからしても、その年を「うるおった年」と考えるのは間違いだということなのだ。(KAGAMI & Co.)

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