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この辞典の使い方(ホーム)「ふ」で始まる言葉>河豚の卵巣の糠漬け、ふぐの子の意味

カテゴリー:食文化、料理、食品、食材

カテゴリー:日本論、国民性、習慣、礼儀

 

河豚の卵巣の糠漬け、ふぐの子

ふぐのらんそうのぬかづけ、ふぐのこ

 河豚の卵巣の糠漬けとは、ご存じ猛毒のフグの部位のうちでも最も毒を多く含む卵巣を糠漬けにし毒素を抜いたという、作る方も食べる方もどうかしているとしか言えない食べ物。石川県の郷土料理で、ふぐの子、ふぐの子糠漬けなどと称して販売され、食通の間ではよく知られているものの、その名称もふくめて全国的な知名度は低い(正式な名前もないほど恐れられてるってことだな、きっと…)。それもそのはずで、その製造は石川県のみで許可されており、販売にあたっても毒素検査が行われるという、まさに門外不出の幻の食べ物だから。卵巣は2年間糠漬けにすると毒素が抜けるが、その原理は解明されていない(つまり科学もお手上げ。結果論で製造が許可されているだけ)。2年漬けないと毒素は十分に抜けず、最近のニュースでも1年半ものを食べた人が中毒を起こしたと報じられている。ということは、この食べ物の開発過程では、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年、1年半と試食した人がバタバタと倒れ、死屍累々を築いてようやく完成を見たことが想像され、その神秘性と異常性がいや増すというものだ。(なお、筆者はこの食品を口にしたことがないので、「どうかしている」とか「異常」とか言える立場にないことは、重々承知しております)

(KAGAMI & Co.)

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