余慶

よけい

 余慶とは、「余り」の「慶び」と書くように、ある人物が立派で善行を積みすぎたため、それが余って、その人の子孫にまで幸せがもたらされるという意味である。その昔「積善の家に余慶あり」などと用いられたように、慈善家の家が子々孫々まで繁栄するという、まあ、ありえない状況を言っているため、この言葉自体もほとんど死語である。タレントの子どもがタレントになるというような「親の七光」的状況は、「余慶」にあたるのかもしれないが、彼らの活動は「善行」とは言い難いので、この語を使うのはひかえておこう。

 いっぽう、悪行が子孫に不幸をもたらすという「親の因果が子に報い」的な状況は、いまでもよくあるので(先祖の悪行でヘビ女に生まれついたというような「報い」はさすがにないが)、こちらの言葉はうっすらと生き残っているようである。(KAGAMI & Co.)

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