top of page

参詣

さんけい

 参詣とは、寺社にお参りすること。もとは、寺社に行ってその場に一定時間留まることを意味していた。もちろん「留まる」と言ったって、遊びに行ったわけではないので、祭事に参加させられて足止めを食っていたのであろう。万事多忙の世の中では、神社に行っていちいち足止めされていたのではたまらないので、立ち寄って神仏を拝んで帰ってくること、つまり「ちょい詣で」を参詣と言うようになった。日本には「毎日来い」とか「もっと熱心に拝め」などとうるさく言う神仏はいないので、「ちょい詣で」でもなんの文句も言われないのである(その分、ご利益は少ないのかもしれないが)。(KAGAMI & Co.)

関連用語

bottom of page