手羽先

​てばさき

 手羽先とは、鶏の羽根の先という意味だが、庭を走り回っているニワトリのこの部分を手羽先ということはなく、殺され羽根をむしられた状態の(つまり食用の)手羽肉のことを言う。「手羽」は、羽根をむしられて残った手のような付け根の部分という意味なので、やはり食用を前提とした用語なのである。しかし、「手羽先」と「先」が付くと、肉のほとんどついていない手羽の先っちょの部分であり、ほんとうは「手羽中」とか「手羽元」と言ったほうが正しいはずで、なぜ「手羽先」で通っているのかはよくわからない。名古屋近辺では、手羽肉の唐揚げに甘辛ダレをからめた料理を手羽先と言い、世界にはばたく意気込みのチェーン店もあるくらいだから、全国的にも「手羽先」と言えば、「名古屋のアレね」と誰もが言うほど浸透している。アメリカにはバッファローウイングという似た料理がある。バッファローといえば、ワイルドな牛のことだが、もちろん牛には羽根(ウイング)はないので、このバッファローはニューヨーク州の地名。この地方の名物料理なのでそう呼ぶらしいが、日本で言い換えれば、「名古屋ウイング」というようなものであろう。(KAGAMI & Co.)

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