top of page

力及ばず

ちからおよばず

 力及ばずとは、自分の力が足りなかったために、という意味で、「善戦したが力及ばず敗退した」などと用いる。「力足りず」「力不足で」と言いかえることができそうだが、「足りず」「不足で」の場合は、単純にある標準より力が弱かったことを表すが、「及ばず」と言った場合は、ある目標点めざして努力したがそこに到達することができなかったというニュアンスが漂う。つまり、「力足りず」は「力が不足しているのはわかっていたので、最初から逃げ腰でやる気ありませんでした」と言っているようにも聞こえ、「力及ばず」と言えば「ものすごく頑張ったけどダメでした」という気分が伝わってくるのである。そこのやる気のないあなた、失敗したとき弁明の言葉づかいには気をつけようね。(KAGAMI & Co.)

関連用語

bottom of page