値千金

あたいせんきん

 値千金とは、たいへん価値が高いという意味。中国・北宋の詩人蘇軾(そしょく)の七言絶句「春夜」の起句「春宵一刻値千金」に由来する。この句は、「春の夜はほんのひとときでも千金の価値がある」と詠むもので、「千金」がどの程度の価値があるのかわからないが大金であるには違いなく、おなじみ中国人の大げさな物言いである。「じゃ、『一刻』を売ってあげるから千金頂戴」と申し出ても、蘇軾さんは決して買わないであろう。「春宵一刻値千金」は人口に膾炙した名句なので、そのまま使われることも多いが、「春宵一刻」と「値千金」のつながりにあまりに実感がないせいか、「値千金」だけでしばしば用いられ、「●●選手、値千金のホームランを放ちました」などと、よほど実感がこもった使われ方をされる(「あの野郎、これで来年の契約金五億円超えは確実だ」というような羨望の気持ちを含めて)。(KAGAMI & Co.)

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