御機嫌よう、ご機嫌よう

ごきげんよう

 御機嫌よう(ごきげんよう)とは、「ごきげんよう、さようなら」のように別れの挨拶などに添える言葉。「機嫌」は、愉快、不愉快などの気分の状態、人の安否や健康状態のことで、「御」が付いているので話している相手の「機嫌」を指している。「よう」は形容詞「良い」の連用形で、「ごきげんよう」は「ごきげんよくお過ごしください」といった言葉の省略されたものと考えられる。つまり、「こんにちは」「さようなら」「すみません」などと同様、日本語の挨拶にありがちな「全部言わない語」のひとつである。それでもこの「ご機嫌よう」は、他の挨拶の言葉に比べると何を言いたいのかがよくわかる言葉であり、逆にそのためかあまり挨拶に用いられない。「ご機嫌よう」と言って別れた人が、角を曲がったとたん自動車にはねられないでもないので、「言霊(ことだま)」つまり言葉の呪力を重視する日本人は、あまり無責任な言葉をかけないようにしようという心理が働くのかもしれない。

(KAGAMI & Co.)

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