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一本槍、一本やり

いっぽんやり

 一本槍とは、槍一本で戦うこと。そこから、一つの手段、方法でものごとを押し通すことをいう。相撲の取組で「突き押し一本やりで攻め立てた」などと使うように、「バカの一つ覚え」に近い表現だが、一本槍の使い手は決してバカにされてはいないので、「バカとはいえない人の一つ覚え」と定義するのが妥当かと考える。

 一本槍の「槍」は武器の名称だが、「やり」は、ものごとを前方に押し出す動作をするという意味の「遣る(やる)」がかけられていて(「槍」の語源もたぶんそれから来ている)、慣用語として使い勝手がよくなっている。例えばこれが「一本刀」や「一本弓」ではしっくりこないのはそのためだろう。(VP KAGAMI)

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