舌禍
ぜっか
舌禍(ぜっか)とは、舌による禍(わざわい)と書き、「舌禍事件で彼のタレント生命があやぶまれる」などと用いるが、決してそのタレントが隣の人のほっぺたを舌でなめまわしたりしたわけではなく(そんなヤツもいるかもしれないが)、その発言が法律に触れたり、他人の怒りを買ったりしたということである。そんな不用意な発言に注意をうながすことわざに「口は災いのもと」があるが、「口」は神妙に自分を戒めているものの、やってしまったら、「舌」に責任を転嫁したようである。(KAGAMI & Co.)

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舌禍(ぜっか)とは、舌による禍(わざわい)と書き、「舌禍事件で彼のタレント生命があやぶまれる」などと用いるが、決してそのタレントが隣の人のほっぺたを舌でなめまわしたりしたわけではなく(そんなヤツもいるかもしれないが)、その発言が法律に触れたり、他人の怒りを買ったりしたということである。そんな不用意な発言に注意をうながすことわざに「口は災いのもと」があるが、「口」は神妙に自分を戒めているものの、やってしまったら、「舌」に責任を転嫁したようである。(KAGAMI & Co.)