灯台下暗し

とうだいもとくらし

 灯台下暗しとは、身近なことはかえって気づきにくいものだということわざ。「スマホを探しているようだけど、目の前のテーブルの上にあるじゃないか。そういうのを灯台下暗しというんだ」などと使う。「灯台」とは、菜種油などを燃やして灯りとした昔の照明器具のうち、長い脚の付いたタイプをいう。油皿に灯心を置いて火をともすので、皿の影になって足下は暗くなる。昔の照明は、現代のそれと比べると「明かり」というほどのものでもなく、足下が暗いといったって周囲と大差はないはずだが、灯台の足下にスマホを置き忘れたどこかのうっかり者が、「これは気の効いたたとえになる」と思いついてつくったことわざに違いない。

 ところで、われわれは「灯台」というと、船の航路標識となる建造物しか思い浮かばないが、そちらの灯台に向かって「灯台下暗しだな」などとうまいことを言ったつもりでも(確かにこの灯台も足下は暗い)、「オレらは足下が暗くたってちっともかまわねえんだ」と思わぬクレームの原因となるので言葉づかいには注意しよう。(KAGAMI & Co.)

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