輪を掛ける

わをかける

 輪を掛けるとは、あるものごとの程度をいっそう大きくする、事実より大げさに言うという意味。例えば「鈴木は佐藤に輪を掛けたバカだ」は、鈴木は佐藤よりいっそうのバカだと言っているわけだが、発言者には「佐藤もかなりなバカだ」という意識があって、その上でこの言葉がある。そのあたり、ちゃんと理解しておかなければいけませんよ、ねえ、佐藤君。

 輪を掛けるの「輪」は、木の樽や桶にはめる「たが(箍)」のこと。たがは樽や桶より一回り大きくなるので、もとより一回り大きくなることをこう言うようになったもの。しかし、たがは樽や桶を強く締めつけるために、樽や桶の直径よりわずかに大きいだけだが、「輪を掛ける」という慣用句では、その「輪」はもとよりかなり大きくなっている状態を言う場合が多い。つまり、「輪を掛ける」という言葉自体、モデルとなった「たが」より、「輪を掛け」て大げさになっていると考えられるのである。(KAGAMI & Co.)

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