初詣、初詣で

はつもうで

 初詣(初詣で)とは、(新年に)初めて(寺社に)詣でること。あるいは、正月休みで他にすることもないのでお詣りにでも行こうか、どうせなら有名な神社に行ってみようかということで家族で繰り出したはいいようなものの、とんでもなく長い行列に並ばされたあげく、人の後ろから投げた賽銭は賽銭箱に入らず、後ろからせかされてろくにお祈りもできず、ブーたれる子どものご機嫌をとるために出店のばか高いジャンクフードを買わされ、寒さと疲労で風邪を持ち帰るはめになるという、そんなユニークな行事を、日本では初詣でと呼んでいる。

 人気の高い寺社では三が日(一月一日〜三日)に三〇〇万人の参詣客を集めるとか。しかし、いくら頭のよい神様や仏様とはいえ、三〇〇万人の願いをいちどきに聞き入れるのは不可能と思われるので、願いが叶えられる可能性はかなり低い。それより、狙い目は地元のあまり人気のない寺社、特に神社である。小さな寺社は地域の人々に支えられているので地元の人には基本的には親切であり、熱心に祈ればちょっとした願いは叶えてくれる(ほんとうはときどきお詣りに行くのがいいんですけどね)。なにより神社がおすすめなのは、三が日は甘酒やお神酒を配っているところがあるので、ケチな賽銭でタダ酒が飲めるということ。さらに、人気のない寺社は出店も少ないので、無駄遣いをせずに済むのである。(KAGAMI & Co.)

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