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この日本語辞典の使い方(ホーム)「う」で始まる言葉>うだうだの意味、語源

カテゴリー:擬声語、擬態語、副詞、感動詞、接頭語、接尾語

カテゴリー:言動、態度、表情、状態

うだうだ

 うだうだとは、「うだうだ言う(言うが略される場合もある)」の形で、際限なくつまらないことを言い続けるさまをいう。「うだうだ言いな(うだうだ言うな)」「うだうだと何や(何をうだうだ言っているのか)」のように、主に関西方面で使われ、方言も西日本に固まっていて、確かに関西人が好きそうなもっちゃりした音感ではある(個人の偏見です)。全国区の表現で置きかえるなら「くどくど」あたりが近そうだ。

「うだうだ」は、「うだうだしい(うだうだし)」という形容詞の語幹から来ているという。しかし、「うだうだしい」は、間が抜けている様子、おろかしいさまをいうので、「うだうだ」の意味合いとは多少離れる。ただ、「うだうだしい」のほうが、古くから見られる(といっても江戸時代中期)表現なので、関係ないともいえない。「うだ」という方言が各地にあり、無益なこと、うそ、わけのわからない言葉などの意で使われているが、方言はいつごろから使われているのかよくわからないので、影響関係がはっきりしない。いっぽう、「うざい」や「うじゃうじゃ」という言葉の語源となった「うざうざ」は、小さな虫などが集まってうごめくさまのほか、こまごまとうるさく言うさま、態度を決められずぐずぐずしているさまなどを意味していたので、こちらの影響関係のほうが強いような気がする。「うざうざ」や「うだうだし」などの言葉がごっちゃになって、いまの使い方になったとするのが無難かもしれない(うだうだ言うとんのやあらへん!)。

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