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ドリアン

どりあん

 ドリアンとは、マレー半島・スマトラ原産の常緑高木。果実は腐ったミルクのような強烈な臭いを発し、ホテルや飛行機への持ち込みが制限されているほどだが、そのクリーム状の果実は濃厚な甘味があり「果実の王様」と称される。しかし実際に筆者が食べた感想は「それほど王様か?」という程度の味であり(注:個人の感想です)、しかも酒を飲みながら食べてはいけないという禁を破ったものだから(知らなかったんだもん)、食後に強烈に腹を下し、ことドリアンに関してはよい印象を持っていない。行列して食べた普通の味のラーメンのごとく、艱難辛苦の末に得た果実は過大評価されるということであろう(注:くどいようですが、個人の意見です)。

 ドリアンという言葉は、もとはマレー語で「とげを持つもの」というという意味。果実は針のようなとげで被われ、腐ったミルク臭を発して「食うな」としつこく警告しているのに、そんなものをなぜ食ったというような果物である(フグを平気な顔をして食べる日本人が言えた義理ではないが)。(KAGAMI & Co.)

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