大胆不敵

だいたんふてき

 大胆不敵とは、なにごとをも恐れず度胸がすわっているさま。「単身敵の巣窟に乗り込んだ大胆不敵な男」などと用いられるように、細心な注意を払い綿密な計画を立てて敵を攻略する人物よりヒーローとして称讃されやすい性格である。もっともそれも、行為が成功に終わればの話で、失敗すればただの「向こう見ずなバカ」である。

 恐れを知らず度胸がすわっているという意味の「大胆」は中国に古くからある言葉。敵を敵とも思わないという意味の「不敵」は日本での用法で、中国語では「不敵」は「相手が強すぎてかなわない」という意味になる。確かに「不敵」を読み下すと「敵わない」だから、中国語の意味の方が正しく(当たり前か)、敵を敵ともしないという意味で使いたければ「無敵」としなければならない。したがって、「大胆」と「不敵」を合わせた「大胆不敵」も日本製の四字熟語であり、正しく解釈するなら、「大胆だけど負けてばかりいる弱っちくてしかもおバカなヤツ」というのがその性格ということになるだろう。(KAGAMI & Co.)

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