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肝が据わる
きもがすわる
肝が据わるとは、落ち着き払ってなにごとにも動揺しないさまを言う。「肝(きも)」は肝臓のことで、内臓の総称でもあり、「肝っ玉」のように精神の宿るところ、精神という意味もある。「肝が据わる」も精神が固定して動かない(据わる)ということ。
「肝が据わる」は、他に「胆(たん)が座る」「腹が据わる」とも言う。「胆」は胆嚢のこと。図太さを表現するのになぜ、肝臓や胆嚢といった地味な臓器が選ばれ、心臓、胃、腸といった目立つ部位が無視されているのかはよくわからないが、心臓はちょっとしたことですぐどきどきするし、胃や腸はストレスで痛くなったり下痢したりするので、静かな臓器と言われる肝臓や胆嚢が選ばれるのは理解できないことではない(肝臓や胆嚢は、アクシデントやストレスに「オレたちゃ関係ないね」という態度をとっているだけなのだが)。(KAGAMI & Co.)