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ドクタールソーのワラワラ日本語講座 【第14回】二枚舌
 

二枚舌

にまいじた

 二枚舌とは、その場や状況に応じて異なることを平気で言うこと、また、そういう性格の人。うそをつくこと、うそつき。舌は諸外国でも「言語」「言葉」の意味で用いられるように、ここでは「発言」「言葉の内容」という意味。

 二枚舌の語源と考えられる言葉に「両舌(りょうぜつ)」がある。これは仏教の十悪(人間の10の罪悪)のひとつで、お坊さんに聞くと「他人の仲を裂く言動」と教えてくれる。要するに、二人それぞれに相手の陰口など違うことを吹き込んで(まさに二枚舌を使って)仲違いさせるということ。菅原道真(845~903)が醍醐天皇の依頼で自身の漢詩や散文を集めた『菅家文草』に、「臣ガ師トシ事(つかえ)ル者ハ世尊ナリ、何ゾ両舌ニ屈伸(屈伸)セン」つまり「私が師事するのは釈迦であり、誰に対しても言うことは変わらない(筆者意訳。間違っていたら誰か教えて!)」という一文が見える。「両舌」は、舌が2枚あってその両方という意味ではなく、単純に「2コの舌」という意味なので、これをわかりやすくしたのが「二枚舌」と言えるだろう。

 余談になるが、仮に器官である舌が2枚あった場合、その味覚に関して考察してみる。もし2枚の舌が同じ味覚を持っているとすると、舌が2枚あることは意味をなさない。もし2枚の舌が異なる味覚を持っているとすると、われわれは食べ物の本来の味を知ることができず、舌は味覚器官としての役割を果たさない。したがって、舌のある動物において、味覚の面では2枚の舌はあってはならないことになる。しかし、1枚の舌が味覚を担い、もう1枚の舌がハエなどの捕獲に使用されるというなら、2枚舌もOKである(なにがOKなんだか)。(VP KAGAMI)

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