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少年老い易く学成り難し

しょうねん​おいやすくがくなりがたし

 少年老い易く学成り難しとは、少年時代は短く学問を大成するのは難しいという意味だが、要するに、いまのうちから必死で勉強しておかないと成功しないよという教訓。しかし反面、おバカはいくら頑張ってもムダだからさっさとあきらめて他の道に進んだほうがいいよ、という宣告にも受け取れる。この「少年老い易く学成り難しで始まる漢詩は、[「鞭声粛々(べんせいしゅくしゅく)」などとともに詩吟でよく取り上げられる人気の詩句だが、長く朱子学の大成者朱熹の作と考えられていた。しかし近年、室町時代から江戸初期の禅宗僧侶の詩句を集めた『滑稽詩文』中の無名氏の詩であることが明らかになった。詩の全文は「少年は老いやすく学問は成り難いので、一寸の時間もおろそかにしてはいけない、春の日の夢が覚めないうちに青桐の葉には秋風が聞かれるように月日は過ぎ去ってしまうのだから」というような意味で、このどこが「滑稽」なのかよくわからない。どうやらここで言う「少年」は、僧侶の男色の対象となっている稚児のことらしく、「時間がないから頑張れよ」と諭している対象は少年ではなく僧侶であり、「いまのうちに男色にも学問にも励め」と言いたいのだという。その解釈が妥当だとすると、「少年老い易く学成り難し」と詩吟の吟じ手がまじめくさって朗々と吟じている姿は、まあ「滑稽」ではある。

(KAGAMI & Co.)

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