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熊の胆、熊胆

くまのい、ゆうたん

 熊の胆(くまのい)または熊胆(ゆうたん)とは、胆汁をふくんだ熊の胆嚢を干した生薬で、胃や胆嚢の薬として古くから知られている。こんな怪しげなものを薬と称して売る(オットセイのペニスよりましだが)のは中国に決まっていて、日本でも飛鳥時代には伝えられ、越中富山の薬売りが全国に広めた。現在でも熊の胆、またはその成分を含んだ薬は販売されているが、気軽に胆嚢をくれる熊がほとんどいなくなったので、流通量はわずかである。

 ところで落語に、あわて者が「犬から熊の胆を取ってやる」とボケると、もう一人のあわて者が「犬から熊の胆が取れるか、鹿と間違えるな」とさらにボケるという小咄があるが、「熊」だ「熊」だと言っているのに、犬や鹿と間違えるのは無理があり、違和感が残る。だからといって「熊胆(ゆうたん)が…」などと言っても客にはわからないから、「熊の胆」が正解なのかもしれないが、要するにいまどきこんなギャグは話さない方がいいということだろう(たいして面白くないし)。(KAGAMI & Co.)

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