不届き者

ふとどきもの

 不届き者とは、犯罪者など、法や道徳に背き、責めを負うべき者という意味。時代劇で奉行(司法や行政の長官)が咎人(とがにん:罪人)に向かって「この不届き者めが」などと威勢よく言い放つ場面が思い浮かぶが、現代では「奉行」っぽい人もあまりいないので、日常的にこの言葉を用いている人はめったにいない(だからと言って、裁判官が「不届き者め」などと見得を切っていると、資質を疑われて辞めさせられそう)。

「不届き者」とは、「届かない者」と書くように、もとは「行き届かない者」「こまかいところまで配慮ができない者」「すみずみまで注意が払えない者」という意味で使われていた。つまり「ふつつか者」と同意であった。「ふつつか者」はもとは「太った人」という意味だったので、「ふとどき」と「ふつつか」がどこかで入り交じって、「ふとどき」の方が法まで犯すもっとひどい「ふとどき」なヤツ専門の言葉になったのではないかと思われる。(KAGAMI & Co.)

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