威風堂堂、威風堂々

いふうどうどう

 威風堂堂(威風堂々)とは、威厳があり立派な様子をいう。「威風」は威厳があり立派であるという意味のほか、「威張っている」「偉そうにしている」というやや批判的な意味あいもある。日本では偉そうな態度をとる人物が嫌われる傾向にあるが、この「威風堂堂」は、偉大で動かしがたいありさまを言う「堂堂(堂々)」が付くことで、「偉そうだけどまあしょうがないか」という許せる範囲の立派さ(そんな偉そうな言い方をするおまえは何様だよという話だが)を表現している感がある。

 イギリスの作曲家エルガーの行進曲集『pomp and circumstance(華やかさと仰々しさ、というような意味)』は『威風堂々』と和訳されているが、原題が採られたシェイクスピアの『オセロ』の一節は、名誉の戦争を「壮麗に演出されている」「見せびらかし」「ものものしい」と皮肉った言葉であり、してみると『威風堂々』は的を射た日本語のタイトルだと言えそうである。(KAGAMI & Co.)

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