老衰、老衰死

ろうすい、ろうすいし

 老衰とは、加齢により心身が衰えることだが、われわれがこの言葉を使う場合は、老衰により死亡すること、すなわち「老衰死」を念頭においている。「父は老衰ですから天寿を全うしました」などという言い方にその意味あいが表れている。したがって、心身が弱っている(つまり、まだ生きている)高齢者に「老衰ですね」などと言うと、ちょっと面倒なことになる(もっとも、思考能力も弱ってそのニュアンスを理解できないかもしれないので、その場合は結果オーライ)。

 老衰死は、加齢にともなう多臓器不全による死亡のことを言い、いくらその死因にふさわしい年齢であったとしても、心筋梗塞や肺炎など死因がはっきりしている場合は老衰死には当たらない。つまり、年寄りの不特定な原因による死が老衰、老衰死というわけだが、そんなあやふやな死でも、日本では死因のベスト5に入っており、みんなどれだけ長生きして苦しまずに(それが幸せかどうかはわからないが)死んでいくんだよということだ。(KAGAMI & Co.)

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