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たま、タマ

たま

 たま、タマは人をさす俗語で、文例1「そんなだいそれたことができるタマじゃあない」、文例2「あの富豪をたぶらかすとはいいタマだ」のように、その人を軽くあざけって言う場合に主に用いる。

「たま」は、「玉」と同源で、球形の石のように美しく貴重なものという意味合いで宝石、真珠、球形のものなどをさし、人間の「魂(たま、たましい)」も同根。そこから、美しい女性や優れた人物などをいう俗語的な使い方をされ、さらに遊女や悪賢い人などに使われるようになった。つまり、本来は人をほめた言葉なのだが、その中にあざけりが含まれるようになって現在にいたっていると考えられる。例えば文例1は「だいそれたことができるタマ」を否定しているのであざけっているには違いないが、「だいそれたことができるタマ」そのものにも、相手をほめつつ嘲笑している気分が漂っている。「タマ」は男性の睾丸をいう俗語でもあるが、この文例1にはそのイメージも重なっていて、勇猛だが野蛮というニュアンスをただよわせている。したがって男性に対して主に使われる。文例2は「たま」本来の美しく貴重なもののイメージを引いていて、美しいが悪賢いという意味合いで用いられている。

​(VP KAGAMI)

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