ごはん、ご飯、御飯

ごはん

 御飯(ごはん)とは、米を炊いた食べ物。飯(めし)。または、食事一般をもいう。ごはんを食べてもハイにはならないが(個人の感想です)、日本人の大半はごはん中毒である。

「日本食ではごはんが主役だ」といわれ、みんななんの疑問もなしに納得しているが、「主役」を映画の主役のような意味でとらえると勘違いし、海外の人々にも誤解を与える。例えば、「とんかつ定食ムービー」みたいなものがあれば、主役は「とんかつ」に決まっていて、ごはんは脇役にすぎないからだ。しかし、この「ごはん」という脇役は、日本食ムービーのほとんどすべての作品に登場し、その存在感に魅了された日本人の中には、ラーメンという独立した料理(しかも炭水化物系の同類の料理)にさえごはんをつけようとする者もある。なぜほとんどの日本食にごはんが登場するかというと、大半の日本の料理がごはんに合わせることを目標として開発されたからである(もちろん例外もあり、代表的な和食である懐石料理や居酒屋のメニューなどは、酒に合うように作られている)。そういう意味でごはんは日本食にとって「主役」ではあるが、その役割はプロデューサーや監督にあたるといえる。海外の人が「主役のごはんです」と紹介されてそれを食べると、その存在感の薄さにがっかりするのは当然で、誤解のないように上記のような事情をちゃんと説明しておかなければならない(めんどうなら、「おかずと一緒に食え」とだけ言う)。

「御(ご)」は言葉(主に漢語)を丁寧にしたり上品にしたりする接頭語で、「御馳走」「御機嫌」「御満悦」などと用いる。これらの言葉は「馳走」「機嫌」「満悦」だけでも通用するが、「御飯」の場合、「飯(はん)」だけで使われることはなく、「御」を取った「飯」は「めし」と日本語の読みになおされ、いきなり下品な言い方となる(実は、本来は上品な言葉であることは飯の項目を参照)。つまり「御飯」は、「ご覧になる」や「御殿(ごてん)」と同様、「御」がついてなんぼの言葉だといえる。 (KAGAMI & Co.)

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