ハムカツ

はむかつ

 ハムカツとは、ハムに衣をつけて揚げた食べ物。ハムは塩味がついているので、そのまま食べるかせいぜい焼いて食べるのが普通だが、日本の「とりあえず衣をつけて揚げてみよう」という揚げ物文化の犠牲になって、カツにされてしまったもの。揚げ物にすると安いハムでもおいしくいただけるので、その昔ハムカツは、肉屋などが揚げ立てを提供し、子どもたちの買い食いの対象となっていた。その影響からかいまでもハムカツはチープな食べ物という印象が強く、トンカツよりワンランク安い定食として提供されたり、コッペパンに挟んだりされて庶民に親しまれている。

 ところで、ハムカツはham cutletを無理やり和製英語にしたものだが、そのそもham cutletなんて食べ物が海外あるかどうかも疑わしいので、ハムという外来語と、カツという和製英語が、日本で「その食べ物」の誕生によって結びついたのだと考えるのが適切だろう。したがって「ハムカツ」は、和製英語の中でも、最も海外に伝わりにくい、和製英語中の和製英語といえるのではなかろうか。(KAGAMI & Co.)

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