住めば都

すめばみやこ

 住めば都とは、どんな不自由な土地でも住み慣れてしまえば都会と同じような暮らしやすい場所となる、という意味。

 このことわざでは2つの事実が明らかにされている。ひとつは「やはり都会が暮らしやすい」とみんな考えているという事実。そのため「住まば都」と「め」と「ま」を取り換えただけだが、「住むんなら、やっぱ都でしょ」と反対の意味になることわざ(あまりにホンネすぎて「ことわざ」というほどの教訓性もないが)も生まれている。

 もうひとつの明らかにされている事実は、この言葉をかけられた人物はやむをえない事情で(会社命令で飛ばされたとか、追っ手を逃れてとか、金がないとか)へんぴな土地での暮らしに甘んじているということ。この人は「しょうがねえ、ここを都と思うしかないだろ」と自分を慰めたり、近所の人に慰められたりしているのである。したがって、わざわざ自然豊かな暮らしを求めて田舎に引っ込んだ人々は、「やめとくんだった」と激しく後悔していたとしても、意地でもこのことわざは用いるべきではない。(KAGAMI & Co.)

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