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羨む、うらやむ

うらやむ

 羨む(うらやむ)とは、「妬む(ねたむ)」の初期症状。つまり、他人が自分より幸福であったり、優れていたりするのを不満に思ったり、自分もそうなりたいと願ったりする複雑な心理状態を言い表した言葉である。うらやまれる相手にしてみれば「関係ないでしょ」と言いたくなる理不尽な感情であり、病的心理とみられても仕方ないだろう。そんな気持ちが高じて他人を憎むようになると、「妬む(ねたむ)」というステージ2に移行する。語源は、「心」「気持ち」を意味する「うら」に、「病気になる」意の「やむ」が付いたもので、昔の人も「羨み(うらやみ)」の心理が「ほとんどビョーキ」であることはよくおわかりだったものとみえる。(KAGAMI & Co.)

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