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狭き門

せまきもん

 狭き門とは、大学やオーディションなど競争が激しく合格するのが難しいことのたとえ。もとは、新約聖書「マタイ福音書」で、山上のキリストが「狭き門より入れ」と、天国にいたる道の険しさを説いたもの。アンドレ・ジッドは同名の小説を書いているが、大学受験の修羅場を描いたものではなく──当たり前ですが──、恋心を捨てて信仰に身を捧げた女性の「よしゃあよかった」という物語である。

 天国への入国希望者は非常に多いと思われるが、募集人数が不明なので、どの程度の競争率、つまり狭き門かは明らかではない。

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