素晴らしい

すばらしい

 素晴らしいとは、思わず感動してしまう、という意味で、英語のwonderfulやfantasticに相当するかと思われる。似たような表現に、「すごい」「見事な」「美しい」などがある。「すごい」は恐ろしさを含んだ感動を表現しているので、「素晴らしい人」というとお知り合いになりたいが、「すごい人」はちょっとつきあいにくい印象がある。「見事な」は景色や美術作品、パフォーマンスなどを見てその技術の高さや精巧さに感心する言葉であるため、その人の全体像をほめるのに「素晴らしい人」とは言えるが、「見事な人」とは言えない。「美しい」は見た目の心地よさに感動した表現であり、「美しい人」は顔やスタイルがよいと言っているのに対して、「素晴らしい人」は見た目以上に人格の高さを評価する言い方となる(見た目があまりにひどいとやはり「素晴らしい」とは言われないだろうが)。

「素晴らしい」は、漢字を見ると、「晴れやかな気分にさせられる」といった意味が浮かぶが、これは後世の当て字だそうだ。「すばらしい」は、縮んで小さくなるという意の「窄む(すぼむ)」や、「みすぼらしい」などと使う、すぼまって狭いという意の「窄し(すぼし)」と同源であり、もとは「あきれた」とか「ひどい」という意味で使われていたのだという。それがプラス評価の言葉に転じたについては、裏世界の人々が「危ない」という意味で使っていた「やばい」が、若者たちの間で「すごい」「すばらしい」というほめ言葉として使われるようになった状況を連想され、その昔も、ちょっとうまいものを食べれば「マジやばっ」とかいって大騒ぎするにいちゃんねえちゃんがちまたにはあふれていたのであろう。(KAGAMI & Co.)

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