サガ、サーガ

さが、さーが

 サガ(サーガ)とは、古ノルド語(古北欧語)で書かれた散文物語群の総称で、中世アイスランドなどで成立した。sagaという語は、もとはsaying(言うこと)と関係があるらしい。サガは北欧の伝説や歴史などを主題とし、それぞれの物語には長短の差があるが、19世紀中頃欧米で、一族を主人公としていつまでもだらだら続く長編小説のことをsagaと呼ぶようになった。現代では、あまり現実にはお目にかかれない特殊な(超能力があったりする)一家、一族の栄枯盛衰を描いた、作家によほどの義理でもなければつきあいきれない長編小説や、思わぬヒットに調子づいて続編を作りまくっているシリーズものの映画などを「サガ」「サーガ」と称している。『源氏物語』はその長さや二世代にわたり一家を追っている点においてサガと呼ぶにふさわしいが、主人公が月に帰っていったりしないので、ぎりぎりその名を冠せられずにすんでいる。(KAGAMI & Co.)

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