餡ころ餅、あんころ餅

あんころもち

 餡ころ餅とは、丸い餅を小豆あんで包んだ菓子。つまり、あんをもちでくるんだまんじゅうとは逆転の発想でできた(それほどのものでもないが)食べ物で、食べにくさを除けば、味はまんじゅうと変わらないので、なんでこんなものができたのかわからない。海苔に抵抗を感じる外国人のために、シャリの裏に海苔を巻いた巻き寿司のようには理由がはっきりしていないものの、餡ころ餅や類似のぼたもち、おはぎなどが、すす払いやお彼岸などに家庭で作られて、食されていたことから、まんじゅうより簡単なこの作り方が選ばれたのではないかと考える。少なくとも、あん好きに売りつけるための赤福(「赤福」はあんころもちの商品名です)の策略ではなさそうである。

 あんころ餅は、「あん転ばし」という言い方もあるように、あんに餅を転がしてつくるところからその名があるとも、「あん衣(ころも)もち」からとも言われるが、どちらにしてもしっくりくる語源である。

(KAGAMI & Co.)

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