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どぶ漬け、どぶ付け

どぶづけ

 どぶ漬け(どぶ付け)とは、1)ぬか漬けの俗称 2)めっきの手法の一種で、溶融した金属に素材を沈めたのち引上げ被膜を作るもの 3)大型のクーラーボックスに水と氷を張り、ペットボトルや缶入りの飲料を入れて冷やすこと 4)串揚げなどをソースに沈めてたっぷり付ける行為 などの意で使われている。共通しているのは、液状のものに材料を沈める行為で、液にものを突っ込むときの「どぶん」とか「どぼん」といった音感から来ていると考えられる。「どぶ」というと、年寄りは臭い下水の溝を思い浮かべるが、「どぶ漬け」は食の場面で使われることが多いので、いちいち昔の記憶を甦らせる必要はない(串揚げ食べるのにいちいち思い出していたら、食う気も失せる)。漢字としては「どぶ漬け」「どぶ付け」の2種があてがわれるが、1)、3)のように、液にものを沈めることそのものに力点が置かれる場合は「どぶ漬け」を、2)、4)のように、液に沈めた結果、素材に被膜を作ることに重点を置く場合は「どぶ付け」を採用するのがよいかと思われる(いちいち気にしたくなかったら「どぶづけ」とひらがなにしてください)。(VP KAGAMI)

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