一長一短

いっちょういったん

 一長一短とは、長所もあれば短所もあるという意味。「いろいろな案を出してもらったが、いずれも一長一短だな」などと用いる。この場合、提出された案をどれも「いいところがある」とほめているようなものの、喜んで採用するほどの名案ではないと言っているのである。中国での初期の用例では、この語は文字どおり「あるいは長く、あるいは短い」という意味で使われており、後漢の思想家・王充(おうじゅう)の『論衡(ろんこう)』では、竜という動物(いうまでもなく架空の動物です)の性質について「あるときは長く、あるときは短い」として「一長一短」が使われている。しかしそんな怪しげな意味の言葉は使いどころがないせいか、その後は現在の長所、短所の意で用いられることが多いようである。(KAGAMI & Co.)

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