筋を通す

すじをとおす

 筋を通すの「筋(すじ)」は、ものごとの全体を貫いている一本の線をいい、小説や演劇の物語の展開や、ものごとの道理、理論などをいう。「筋を通す」とは、そのようなものごとの道理にかなうようにする、一貫性をもたせるという意味。しかし、日本人が使う「筋」は、言葉通りの「道理」「理論」という意味ではとらえられない。例えば、あなたが職場で上司から「この計画を進めたいならちゃんと筋を通せよ」と忠告を受けた場合、「合理的にことを進めなさい」とか、「規則を守って行動せよ」ということだなと早合点しがちだが(特にあなたが外人だったら、そう解釈するに決まっている)、実際この上司が言いたいのは、「事前に根回しして全社の同意を得よ」とか「関係各所に挨拶をして仁義を切っておけ」のように、人間関係が悪化したり、つながりが切れたいしないように調整せよということなのである(だったら、直接的にそう言ってよねと言いたいあなたの気持ちはよくわかる)。つまり、この場合の「筋」は、みんなが仲良くつながっている人間関係の一本の線を言うわけである。(KAGAMI & Co.)

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