十指に余る

じっしにあまる

 十指に余るとは、10本の指で数えようとすると余りが出る、つまり数が10以上であるということで、「わが社には十指に余る期待の星がいる」などと用いる。要するに「数が多い」と言いたいのだが、10以上であることが「多い」と感じられる状況でなければ聞き手の共感を得られない。「期待の星」が「十指に余る」と喜んでいる「わが社」は、そこそこの規模の会社ではあるものの、毎年千人近い新卒を採用する大企業ではないことはあきらかである。「十指に余る」の対語は、指折って数えられるほどしかいないという「数えるほど」だと言えそうだが、数人だと少なくて、10人以上だと多いと感じられるニュアンスも「十指に余る」には必要で、なかなか使い方が難しい言葉ではある。(KAGAMI & Co.)

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