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カテゴリー:慣用語

 

なけなし

なけなし

 なけなしとは、ほんの少ししかないという意味。「なけ」は、「無し」に「さびしげ」「うれしげ」などの「げ」がついた「無気(なげ、なけ)」つまり、最近でいう「無さげ(なさそう、ないみたい)」の意味とも、「無し」の古い未然形「無け」ともいわれる。「なし」は「無し」ではなく、「切ない」「せわしない」のように程度がはなはだしいという意味の接尾語。したがって、「なけなし」とは、「とっても無さげな感じ〜」みたいな意味。

 「なけなし」は、「なけなしの銭(ぜに)」などと使って、大事に取っているほんの少しの銭(小額の貨幣)というニュアンスを持たせる。つまり、帰りの電車賃のために競輪で使いきらないように内ポケットにしまっておいたのに、がまんできずに最終レースに突っ込んでしまった金、とまあ、そんななさけない「銭」を言うことになる。(KAGAMI & Co.)

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