top of page
関連用語
このホームページの拡充のため、ネット関係事業者、制作者、出版関係者の方々の協力を求めています。ご関心のある方は下記までご連絡ください。その他、ご質問、ご意見、記事引用のご相談なども下記までどうぞ。
なけなし
なけなし
なけなしとは、ほんの少ししかないという意味。「なけ」は、「無し」に「さびしげ」「うれしげ」などの「げ」がついた「無気(なげ、なけ)」つまり、最近でいう「無さげ(なさそう、ないみたい)」の意味とも、「無し」の古い未然形「無け」ともいわれる。「なし」は「無し」ではなく、「切ない」「せわしない」のように程度がはなはだしいという意味の接尾語。したがって、「なけなし」とは、「とっても無さげな感じ〜」みたいな意味。
「なけなし」は、「なけなしの銭(ぜに)」などと使って、大事に取っているほんの少しの銭(小額の貨幣)というニュアンスを持たせる。つまり、帰りの電車賃のために競輪で使いきらないように内ポケットにしまっておいたのに、がまんできずに最終レースに突っ込んでしまった金、とまあ、そんななさけない「銭」を言うことになる。(KAGAMI & Co.)
