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瞬き、まばたき

まばたき

 瞬き(まばたき)とは、まぶたを瞬間的に閉じて開く動作をいう。外来語のウィンクは、まばたきの一種といえるが、まばたきが無意識に行われることが多いのに対して、ウィンクは意識的に(あのコをものにしようとか)行われる。ふだんわれわれが行っている無意識のまばたきは、涙で眼球の表面を洗ったり、対象をはっきり見るためなどのために行われ、自発性まばたきといい(自発的だが意識的ではないというね)、目に強い光が入ったときに行われるまばたきは反射性まばたきという。また、ウィンクなどは随意的まばたきという。ウィンクの場合は、無意識のまばたきより時間が長い(相手にわかってもらえないと意味ないから)のが普通で、「まばたきする間もない」という例えが、「ウィンクする間もない」と言われないのは当然である。

「まばたき」という和語は、「目」に、「はたき落とす」などの「はたき」を加えたものだが、もとは「またたき」と言ったようだ。つまり、「目」+「叩き」である。「はたき」は、軽くたたくことという意味で、掃除用具のハタキがまさにその動きそのものを表している。「またたき」は「叩くというほどあらっぽくないんじゃね」という実感から「まばたき」に変わったのではないかと考えられ(私見です)、近世以後の変化であるようだ。(VP KAGAMI)

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