この辞典の使い方(ホーム)「ひ」で始まる言葉>美人薄命の意味、語源

カテゴリー:四字熟語

 

美人薄命、佳人薄命

びじんはくめい、かじんはくめい

 美人薄命(佳人薄命)とは、美しい人は短命あるいは不幸であるという意味で、その昔、美しい女性はえてして病弱であったり(美人が病弱であると余計大事にされ注目されたとも、病弱であるためやせて美人に見えたともいえる)、男たちの闘争の世界に巻き込まれて不幸な運命をたどるケースが多かったため、こういうことが言われた。中国北宋(960-1127)の詩人蘇軾(そしょく)の詩「薄命佳人」がネタモトとされ、その後、幾多の詩文に「佳人薄命」という形で使われているが、現代の中国では「紅顔(紅い顔といってもよっぱらいではなく、キレイなお顔という意味)薄命」という言い方の方が多いらしい。現代では美人は、周囲から注目されて自己管理を厳しくするので長命の傾向にあるが、「美人としてほめそやされる期間は短い」と解釈されたり、美人は劣化しないうちにステージから立ち去ってほ しいという男の身勝手な願望があるせいか、この言葉もなかなか消えずに残っている。

 ところで、「美人薄命」という言葉は、夜間に花を咲かせ朝方にはしぼむ「月下美人」という植物が語源であるという説があるが、月下美人はメキシコ原産で江戸末期に日本に輸入され、当初は「月下香(げっかこう)」などと呼ばれていたというから、大ベテランの蘇軾と語源を張り合うには経験不足といわざるをえない。(KAGAMI & Co.)

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