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この日本語辞典の使い方(ホーム)「も」で始まる言葉>〜もへちまもないの意味

カテゴリー:慣用句

 

〜もへちまもない、〜も糸瓜もない

もへちまもない

 ~もへちま(糸瓜)もないとは、前に挙げた語を価値のないものと強く否定する言い方。「このくそいそがしいときに、選挙もへちまもない!」とキレている人は、仕事に追われているところへ、投票依頼の電話を受けてしまったというような状況が容易に想像できる(キレたのはいいが、相手が自動音声だったことがわかって、さらにキレちらかしている姿も容易に想像できる)。

「糸瓜(へちま)」はウリ科のつる性一年草で、食用に、化粧水に、入浴用のタワシがわりになど、用途は広いが、日本では江戸時代ころから、つまらないもの、価値のないものをいうのに「~もへちまもない」の形で使われるようになった。イモやナスなど、たいしてうまくない野菜類は(個人の感想です)、人をばかにする言葉として使用されることが多く、たぶんうまくないヘチマ(食べたことがないので。八百屋に売ってもいないと思うが、沖縄ではよく食べられているらしい)は、やり玉にあげられたのだろう。(VP KAGAMI)

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