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金星

きんぼし

 金星は、「きんせい」と読めば惑星の名前だが、「きんぼし」と読んで、相撲で平幕(上位10位以下くらいのランキングの力士)の力士が最高位の横綱を破ったときの勝ち星を言う。相撲は勝ち負けを白星、黒星で表すので、最も価値のある白星という意味で金の星と表現するのだろう。とは言っても金星だろうが、ふつうの白星だろうが1勝は1勝であり、価値は同じ(懸賞金はそこそこもらえると思うが)。

 体重差が2倍以上もある小兵力士が巨大な横綱に勝ったら5勝くらいやってもいい……と、七代目立川談志師は常々語っていた(正しくは「舞の海(代表的な小兵力士)の1勝には5勝やってもいい」)。だから、金星にもほんとうは気前よく5勝分くらいの勝星を進呈してもいいようなものである。もっとも、横綱が怪我していたり、引退寸前でへろへろだった場合もあるから、そんなときは3勝とかね。

 このことから「金星」は、その他のスポーツや勝負事において、格下の者が上位の者(特にトップランカー)に勝ったとき、その勝利を「金星をあげた」と称える。しかし考えてみればこの言葉は、「実力差が圧倒的に大きい」という現実を織り込み済みの語なのであって、その称讃の裏には、「よく頑張ったね、でも、これはまぐれなんだから、二度はないよ」というささやきが聞こえるのである。(KAGAMI & Co.)

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