有形無形

ゆうけいむけい

 有形無形とは、形があるものと形がないものという意味。政治家が「支援者の皆様には有形無形の援助をいただき…」などと使うが、これは要するに「金を出してもらったし、ただ働きもしてもらった」というようなこと。似た意味の四字熟語に「有象無象(うぞうむぞう)」があるが、使い方はまったく異なっていて、「おまえら有象無象ばかり集まっても何の役にもたたない」のように、「その他大勢」といった意味あいで使用される。有象無象はもとは仏教語で、世の中の事象全般を言い表していたが、やがて大勢の人間の集まりを言うようになったもの。なんとなく集まった大勢の人間の8割は役立たずなので(そんな経済学の法則がある)、現在の「ろくでなしの集団」のような使われ方になったようである。一方「有形無形」は、ある特定のものごとについて形のあるなしを示していて、ワイロをもらったうえに、さまざまな忖度(そんたく)により便宜をはかってもらった場合は「有形無形の援助をいただいた」と、正しく申告しなければならない。したがって、部下が上司のためを思って勝手に働いただけで、ブツをもらっていない場合は、「無形の援助をいただいた」だけでよい。(KAGAMI & Co.)

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