一切合切、一切合財
いっさいがっさい
一切合切(一切合財)とは、すべて、残らず、という意味。「泥棒に家財を一切合切持っていかれた」などと使う。「一切」だけでも「全部」の意味だが、それに「なにもかもすべて」という類似の意味の「合切(合財)」を付けて強めた語で、「泥棒に一切合切持っていかれた」などというとよほどの物持ちかのように感じられるが、四畳半一間程度の家財しかなくてもこの言い方は成立する(泥棒が全部持っていけるくらいだから、その方がむしろ適切だともいえる)。(KAGAMI & Co.)
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一切合切(一切合財)とは、すべて、残らず、という意味。「泥棒に家財を一切合切持っていかれた」などと使う。「一切」だけでも「全部」の意味だが、それに「なにもかもすべて」という類似の意味の「合切(合財)」を付けて強めた語で、「泥棒に一切合切持っていかれた」などというとよほどの物持ちかのように感じられるが、四畳半一間程度の家財しかなくてもこの言い方は成立する(泥棒が全部持っていけるくらいだから、その方がむしろ適切だともいえる)。(KAGAMI & Co.)